以前の記事で、ディストラクション(Distraction)をなくしましょうという記事を書きました。思いの他反響があったので、もう少し深く説明しようと思います。ディストラクション(Distraction)とは、気が散る、注意力散漫という意味です。
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ディストラクションを排除しよう!
私の場合で説明していきます。私のサービスを申し込まれる方は、ご覧いただいているウェブサイト(目的サイト)でしか申込ができないようになっています。
ブログやFacebook、Twitter、YouTubeなどのソーシャルメディアから目的サイトにリンクでつなげて、最終申込はこのサイトになるのです。目的サイト以外のサイトやブログ、ソーシャルメディアはあくまで入り口を多くして、目的サイトに誘導するのが役目です。
メルマガやメールセミナーは、様々なメディアからも申込や登録はできますが、本業のSEOやWEBマーケティングのコンサルティング等は一切他からは申込ができません。
入り口は多く、出口はひとつにしています。こうすることで、アクセスに対しての成果がはっきりと見えてくるのです。1%の成約率であれば、後はアクセス数を増やすことを念頭において、メディア展開を行なっていくという考えになります。
目的サイトは最終到達地点になるので、目的サイトに到達した時点で他に気を取られたくないというのが本音です。目的サイトの内の、他のページを見てもらう、問合せをもらう、メルマガを購読してもらうなどと目的サイトの中を集中して見て欲しいのです。
ディストラクション(Distraction)は、気が散る、注意力散漫になるという意味でした。どんな時に気が散る、注意力散漫になるのか。目的サイトを閲覧中に様々な誘惑があります。電話がなったり、Facebookのメッセージがきたり、Mailを受信したり、LINEのメッセージがきたり、折角集中して見ているのに邪魔者がやってきます。
仕方のない場合もあるでしょう。しかし、それを目的サイトの運営者が自ら行なっている場合が多くあります。FacebookやTwitterのタイムラインを目的サイトに埋め込みやブログランキングのバナーを貼り付けたりしていませんか。
折角、目的サイトまで来てもらったとしても、FacebookやTwitterのタイムラインが表示されていれば、気になってしまいます。これが、ディストラクション(Distraction)です。
私は、検索エンジンからの訪問を基本にしているのですが、それだけでは不十分であります。ブログやソーシャルメディアからの訪問は大きなアクセスアップにも繋がるので必須のツールでもあるので運用はしています。
それとGoogleは、ソーシャルメディアからのアクセスも検索順位アップの要素として、取り入れるようになっています。実際には、ソーシャルメディアを運用することによって、目的サイトのアクセスが上がることを意味していると思っています。
極端な解釈でいうとアクセス元はどんなところからでもいいので、アクセスが多くあれば良いという理解です。ただし難しいのは、アクセス数が伸びたとしても、滞在時間が少なく、直帰率が高いという結果になっては意味がないのです。アクセス数だけを伸ばすのであれば、機械やツールがあれば簡単に出来てしまいますからね。
目的サイトが検索エンジンからの評価を上げるためには、アクセス数を増やさなければならないということになります。その上、滞在時間も長く、直帰率が低くなくてはなりません。う〜ん、難しいですよね。
検索エンジンからの訪問者は、サイト運営者としてはとてもありがたいことです。ブログやウェブサイトを運営していくと検索エンジンからの訪問者はとても大切です。数年前に書いた記事から訪問されることは当たり前の常識にもなっています。
苦労して検索エンジンから集めた、折角の訪問者の気が散るようなサイトの作りにしては、いけないのです。目的サイトに邪魔があることは、FacebookやTwitterにあなたが送客しているといってもいいでしょう。FacebookやTwitterはタイムラインを設置してもらえるように無料でツールも配布しているのです。
人は楽しいことが大好きで、忘れやすいという特徴もあります。なので、FacebookやTwitterがあればちょっと試しにどんな内容かを確かめにいってしまったら最後、検索エンジンからやってきたことなど忘れてしまう傾向があります。
人によっては、検索エンジンにいれたキーワードすら忘れてしまう場合もあります。キーワードが違えば、検索結果に表示されないことも考えられます。サイト管理者にとっては、大きな機会損失になります。ディストラクション(Distraction)になるようなことは、避けておかなければならないのです。
一方、入り口となるブログやソーシャルメディアは、まったく逆です。サイト運営者がFacebookやTwitterでどんな発信をしているのかをじっくりと見てもらい、興味や関心があるのかを判断してもらえる場所なので、ディストラクション(Distraction)はあっても良いのです。
Facebookで共通の趣味が見つかったり、出身が同じ地域だったりと共感できる部分がみつかるかも知れません。ブログサービスも同じ理由です。Facebookは特に利用していることをアピールした方が良いと思います。Facebookのユーザーは35才以上の層に支持されているソーシャルメディアなので、お客さんの層が35才以上であれば、必須といってもよいでしょう。
目的サイト以外のブログやウェブサイトでは、ソーシャルメディアのタイムラインを埋め込んだり、おおいにすべきだと考えております。入り口は多い方がよいのは誰でも理解できると思います。重要な点は、目的サイトまでの誘導をしっかりとアピールしてください。
ここまで、説明してきました。ご理解いただけたでしょうか。
目的サイトに集中させると・・・
実はSEO対策を行なっていることになっています。SEOに効果のないメディアもありますが、複数のリンクを獲得していることになります。世の中はコンテンツが重要という風潮が蔓延しております。しかし、検索エンジンはリンクという仕組みから切っても切り離せない大切な要素なのです。
誰からもリンクされていない、ブログやウェブサイトは評価がとても低いです。低いということは検索結果にも表示されません。表示されなければ、検索エンジンから訪問者はやってきません。すこしくどいですね(笑)。
それを悪用したSEOが昔はありました。機械で作るコピーサイトを作り、そこからリンクを送れば、上位表示しました。でも、Googleはいまは違います。すべてのウェブサイトをGoogleがどんなサイトか判断をしています。
その判断が、正確になってきており機械で作ったようなブログやウェブサイトは評価をしなくなりました。なので、コンテンツが充実しているブログやウェブサイトの評価を上げるようになったのです。評価が上がれば、検索エンジンでの上位で表示されるために訪問が集まりやすくなり、アクセスアップが図れるということです。
これが今の現状だと理解しています。訪問者にとって、良い記事や役に立つ記事は、自然と滞在時間が長くなり、違うページも見たくなるというのが自然に起こります。
入り口のブログやウェブサイトで、たとえ1日30アクセスだとしても、入り口のブログやウェブサイトが10あれば、300アクセスになります。入り口がソーシャルメディアも同じです。入り口は多くあれば、あるだけアクセスアップを図れることになります。増えれば増えるだけ、目的サイトにアクセスを送れるのです。
目的サイトは、できるだけ独自のサイトで行うのが望ましいです。ブログサービスや無料サービスは一見良さそうにみえますが、すべてが自分の所有にはなりません。
自分の所有でなければ、いつまでも自分の所有にはなりません。ITの世界は、状況が悪くなればすぐにサービスを停止したり、閉鎖したりします。そんな、不安定な要素を抱えながら仕事を進めていくのは、精神的にもよくありません。
ですので、最終的にウェブ展開は自分がコントロールできるようにしておくことが望ましいのです。インターネットが無くならない限り、コンテンツはあなたの資産として残る上に、上位表示が可能になれば、長期的に集客もできます。
まとめ
目的サイトを一つにして、ゴールサイトを決める。入り口サイトやソーシャルメディアから徹底的に目的サイトに集める。目的サイトでは、他社サービスの入り口を完全にシャットアウトする。
よほどの理由がなければ、外部サイトのリンクは貼らない。新しい記事を追加した時には、1つ以上の内部ページのリンクを設置などして、訪問者をサイト内で回遊してもらうようにしましょう。