今後のビジネスは一変するのではと思っています。
今までのビジネスは、結果に対しての報酬として対価を得ることが一般的でした。しかし、それが今後はどうなっていくでしょう。
完成品に対して支払うのではなく、その商品ができるまでを買うことができる商品がますます売れているのではないでしょうか。たとえば、本も読者やファンの皆さんの声を多く入れ込み出来上がった本は内容をみるのではなく、確認をするために本を手にする。
結果として、本も売れるという流れです。
読者やファンの人も自分が本に出ているとなると友達やSNSで発信したくなることもあるでしょう。それでまた販売数が伸びるという期待ももてるようになります。
ソーシャルメディアを上手く活用することは必須になっています。使わないマーケティングはないといっても言い過ぎではないと思います。しかし、ソーシャルメディアを育てるのは時間がかかりますし、自分自身でフォロワーを増やさなくてはなりません。単にフォロワーを増やすだけではなく、ファン化していくような投稿が必要です。SNSは体力・思考を良く考えないで投稿を続けてもファンは集まることはありませんし、継続して発信しなければそれもないと思います。
そして、今回の提案や今後のビジネス展開にはソーシャルメディアを組み込んでいくので親和性も非常に高いのです。何を作る際には色々な費用が必要になっていきますが、その過程でかかる費用も一緒に集めてしまおうという考えです。
いま、すぐに思いつくと思うのが、皆さんもご存知のクラウドファンディングです。手法は様々ですけど、そもそもクラウドファンディングは資金調達のための仕組みです。
資金調達といえば、一般的に金融機関からの借入や出資などがあげられます。クラウドファンディングは、そういった資金調達にはない。手軽さ・拡散性・テストマーケティングにも使える、といった点が新たな資金調達の仕組みです。
商品ができた時には購入できる購入型クラウドファンディング、単に応援する寄付型クラウドファンディング、融資型クラウドファンディング、ふるさと納税型クラウドファンディングなど様々な形でクラウドファンディングがあります。
ここで注目するクラウドファンディングは寄付型です。寄付というより応援型クラウドファンディングに近い方法です。クラウドファンディングは見返りを期待するのが一般的になると思いますけど、見返りは全くないというイメージです。応援型は商品が完成するまでを一緒に作り上げるというイメージでもあります。
私がいま最も注目するはこちらです。
FNTです。NFT(Non-Fungible Token)(ノン・ファンジブル・トークン)で暗号通貨です。システムはブロックチェーンなのですが、考え方は株式ととても似ています。だいぶ混乱してしまいそうですですけど、もう少しなので最後までご覧ください。
実際に私もサッカーチームとバスケットボールチームの暗号通貨を持っています。暗号通貨をトークンと呼びます。簡単に言うとnanacoポイントや楽天ポイントのようなイメージだとわかりやすいですよね。チームのトークンはクラブトークンと言われており、日々売り買いが行われています。売りたい人がいて買いたい人がいれば取引が成立するという、株の方法と変わりません。誰も売る人がいなければ、1トークンが高くなるという仕組みです。
クラウドファンディングと少し違うのが、見返りはあまりないということです。多少はあります。トークン保持者だけのイベントや選手とのZoomイベントなどファンにとっては魅力的なイベントが多数あります。ある意味、クラウドファンディングの見返りのようにも思いますが、ファンにとってはクラブトークンを保有しているだけでもクラブを応援している証となります。
言い方は悪いですが、自己満足を得られるのがこのクラブトークンなのです。さらに、もしファンをやめようと思ったら市場に出して売買することが可能なのです。
ここで重要な点があります。まず、まだ世の中に出て間もない、いまは弱いチームなどどうしても運用資金が不足気味です。十分な施設も確保できないことから、弱いままで終わってしまうことも多くあります。クラブトークンを保有することでそのチームに関心を持つことにもなります。
クラブ側にとっては、正直なにも返す(返礼金や返礼品)ものを用意する必要がありません。プライオリティはありますが、何かを約束するものではないのです。1位にならなければならない、最下位にはならない等の約束するものでもありません。従来のファンクラブと同じですね。
私も長らく、野球チームのファンクラブに入っており今年が15年目になったようです。プロ野球チームでもっとも安いですからね(笑)。もっと高くしましょう!特典(プライオリティ)欲しさという利用者もあると思いますが、実際にはクラブを応援するという目的からするとクラブトークン制に移行しても良いと思います。
野球チームのように歴史が長いのですぐには実行には移せることは少ないと思いますが、これからデビューするアーティストや新たにチームを発足するような場合は、管理もとても簡単です。基本デジタルなのでスマホ上で完結します。
トークンを買うためには、Financieというプラットホームがありそこでポイントを購入して、クラブトークンやアーティストトークンに変えるというもので、プラットホーム側はポイントからトークンに変える場合に手数料が入りそれが運営費となっています。
ポイントは、自分のページのプロフィールを完成させるとポイントがもらえたり、プロフィール画像を設定するとポイントがもらえるというSNSの要素がふんだんに用意されています。100ptくらいは溜まるのでそれをマーケットでクラブトークンに変えることもできます。
今までのファンクラブだと年会費を収めて、特典をもらって、プライオリティを得るというものが、トークンに変われば暗号通貨として現金に変えることもできますし、違うトークンを購入することができます。
現在もアーティストやスポーツチームが募集しています、個人の人でもトークンを発行できます。未来を感じる資金調達だと考えています。
最後に、なるべくなら初期サポーターになることが先行者特権を得れると思います。