ウェブサイトの評価を大きく分けると内部と外部で分けて判断することになります。この内部と外部のバランスも大切になります。内部だけが強くても外部が弱いとGoogleからの評価は高くなりません。以前リンクの話をしましたが、リンクと同じように、リンクの数が数千あったとしても評価が低いリンクが多ければGoogleは評価しなくなりました。
リンクと同じように内部と外部も同じようにバランスが大切になります。あなたのウェブサイトをご自身で判断できるように主な項目を上げて説明していきます。
まず、内部から説明していきます。ウェブサイトの内部とは、文字どおり内部から見たサイトの評価になります。訪問者数・滞在時間・ページビュー・直帰率をよく見ておく必要がある数字となります。内部は訪問者がサイト内でどのような行動をとっているのかが分かります。Googleアナリティクスをサイトに設置することで数字が明確になります。
もし、サイトにて問い合わせが重要な成約の一つとしている場合は、何人が申込みボタンを押したのかなどがアナリティクスではっきりとわかります。
訪問者数はアクセス数です。Googleアナリティクスは優秀な解析ツールでありながら、無料で利用できるので必ず設置するように私はおすすめしております。訪問者のアクセス地域やユーザー環境までもわかります。アナリティクスでみる箇所は複数あり、どこを見るのかわかりづらいのですが、まずはユーザーサマリーをみると大まかなサイトの内部が分かります。
滞在時間は、サイトにどれだけ滞在した時間なので長くなればなるほど評価は高くなります。ページビューは、同サイト内で何ページを閲覧したのかが分かります。この数字も数字が多くなると評価が高いとなります。直帰率は、1ページだけ見てサイトを離れてしまったユーザーを指しますので低い方が良いとなります。
それぞれのサイトによって数字は違ってくるので一概にどのくらいが適切かという明確な数字はありません。直帰率以外は数字が高い方が良いとなります。毎日、アナリティクスを見るよりは1週間をめどとして、1週間前とくらべてどうか。新規に投稿した記事はどうなのかを見ていくと変化が分かります。
次に外部はどのように改善を行っていくのかを説明していきます。
外部とは、流入元といってもいいです。どこからウェブサイトにやって来たのかです。ダイレクト・リンク(リファラー)・サーチ・ソーシャルメディア・メールの5つを私は、指標としています。あなたがもっとも流入元として有力だと思われるのは、たぶんサーチ(自然検索)からだと思いますが、もっとも安定してウェブサイトを運営できるのは、ダイレクトと言われる指名検索や商品やサービス名での直接検索なのです。
自然検索は、Googleの変動にともない順位が安定しないのが、悩みのタネでもあるので自然検索より安定した流入元としては、ダイレクトなのです。ダイレクトの中には、お気に入り・ブックマークがなどもあります。ウェブサイトの記事量が多くと一度に見ることができない場合に登録して、直接ウェブサイトにやってくるのもダイレクトになります。
次にリンクです。リンクは推薦票ともなりますので、全く知らない人がおすすめ記事としてリンクしてくれたり、友達や取引先などもリンクをしてくれる場合もあるでしょう。推薦票なので、他の人に役に立つような記事でなければリンクなどはしてくれません。
無料ブログを自分で作って、そのブログからリンクを送ることも有効とされますが、スカスカのブログを数十個作ってそこからリンクを張っても、効果はあまりありません。もし、ブログからリンクを貼る場合には、しっかりしたブログを作ってからリンクを貼ることが良いと思います。※このやり方は、自作自演サイト、衛生サイトとSEO対策でよく使うブラックな方法です(笑)。
サーチは、検索エンジンで検索されてやってくる流入元です。一番されて欲しい行動だとは思いますが、サイトの評価としては3番目となります。自然検索(オーガニックサーチ)は一見サイト運用が成功しているかに思うかも知れませんが、自然検索ばかりはよくありません。継続的に運営して行きたいので、外的要因で順位が下がってしまってアクセスを呼び込むことが突然できなくなるのは、いつも不安がつきまとうと結果になります。
ソーシャルメディアは、SNSからの流入です。TwitterやFacebookからどのくらいがウェブサイトに訪問されているかです。ファンが多いと安定した流入元となります。ソーシャルメディアからの流入は自分自身が行えるもっとも簡単な方法といえます。といっても毎回、サイトの更新情報をFacebookに投稿するのも友達から見たら、またか! となってしまうので考えながら投稿するのが望ましいと考えております。戦術の一つなので、適切に行うことをおすすめします。
最後に、メールです。流入元がメールというのは、基本的にメルマガとなります。メールから流入は大変貴重であるのと同時に、安定する流入元となります。そもそも、メルマガはあなたのことを知っている人、興味がある人が登録します。なので、滞在時間も長いと推測できますし、何かを販売した時の成約率も高いことが予想されます。メールからの流入はとても価値が高いのです。メールからの流入が全体の5%以上あるとサイト運営がうまく行っていることになるでしょう。
ウェブサイトができて、毎日何人くらいからアクセスされているのだろうと、アクセスの流入元はどこだろう。そしてそのアクセスの質ははどうだろうと思うでしょう。Googleアナリティクスは万全ではありませんが、大まかな推移や解析がしっかりできます。外部からの評価、内部の評価を見ながらサイトの品質を向上させていくには、憶測ではいけません。だろう運転は、大体が間違った行為で大きな事故となることから、しっかりと確認と評価を積み重ねていくことでサイトが成長します。
植物と同じように、光を当てて、水分を与えることで順調に育っていくのです。サイトも同じで、サイトの質を上げることでGoogleも高い評価を与えてくれます。
【編集後記】
先日、あるコンサルタントさまとお話しする機会がありました。同業者のコンサルタントが今だに更新頻度を高らかに掲げていると・・・、こんな方はサイト解析やブログ解析をアクセス数だけで図っているのだと思うのです。
まとめサイトのようにページビューを稼いで、広告収入を目指しているサイトなら分かりますが、ビジネスサイトやビジネスブログでは、お客さんが疲れてしまいます。例のまたか! です。それより、内容を濃くして価値あるサイトにしてほしいと願うばかりです。
更新内容が伴えばまだ、よし! となりますが、価値が高いとは到底いえるレベルではありません。